2泊3日テント泊で挑んだ劔岳&立山三山!岩場、絶景、雷鳥、生ビールすべて最高でした!
いつもの山仲間6人で2泊3日のテント泊にて劔岳と立山三山に行ってきました。初日は20kg超えのザックを背負い室堂から剣沢キャンプ場まで歩き、翌日に劔岳へアタック!下山後にテントを撤収し雷鳥沢キャンプ場まで戻り、3日目は立山三山を縦走する超ハードな山行でした。
劔岳は2024年7月に早月尾根からアタックしたもののガスガスで景色が全く見られなかったので今回リベンジできて本当によかったです。こんなに素晴らしい景色が広がっていたとは感動ですね。ちなみに2024年に早月尾根から登ったメンバーは私を含め4人いて、みんなでリベンジでき感動を分かち合えました!
1日目:室堂 → 剱沢キャンプ場
早朝に扇沢を出発し電気バスやケーブルカーを乗り継いで室堂へ。黒部ダムでは放流を見学し記念撮影を楽しんだ後、9時50分に室堂から登山を開始。剣御前小舎への登り超ハードで皆の足取りが重くなりました。しかし時折ガスや雪渓からの冷たい風が疲れを癒してくれました。3時間半かけて剣御前小舎に到着した途端、土砂降りの雨に。間一髪で雨宿りができ濡れずに済んで本当に幸運でした。雨が止んだ後は美しい稜線と劔岳の絶景を眺めながら進み14時52分剱沢キャンプ場に到着しました!
立山黒部アルペンルート:扇沢 → 室堂
前日の21時に藤沢を出発し深夜1時30分ごろに扇沢市営無料駐車場に到着しました。駐車場は思っていたより混雑しており駐車スペースは残り3台ぐらいでした。今回は2台での移動だったのでなんとかギリギリで停められました。💦💦
明日の準備をし一段落して夜空を見上げたら満点の星空で感動でした!今回の山行が最高になるのではという予感がしましたね。この日は車2台でそれぞれ車中泊をしました。
朝、6時に起床し6時20分に扇沢市営無料駐車場を出発!雲一つない快晴でこの日も景色最高の予感がしました。10分ほどで扇沢駅に到着しました!
始発7時30分の関電トンネル電気バスに乗り黒部ダムへ!
立山三山を登って黒部湖が見えたことから、黒部ダムからも立山三山が見えていたとうことを知りました!🤩
黒部ダムは4回目ですが何度来ても迫力ありますね。放水もダイナミックだった!
立山ロープウェイは登山者や観光客で激混みで私は窓側に行けなかったんですが、仲間が写真を撮ってくれてました。いやぁ〜絶景ですね〜🤩
立山ロープウェイで大観峰へ、立山トンネル電気バスに乗り換え9時10分に室堂に到着しました。室堂では早めのお昼ごはんを食べたり立山玉殿の湧水を汲んだり、立山の記念碑で記念撮影したりと40分ほど休憩しました。
室堂 → 雷鳥沢キャンプ場
室堂を9時50分に出発し、みくりが池と立山をバックにドアラで記念撮影しました。
エンマ台展望台あたりの硫黄臭がきつく咳き込むときもありました!
雷鳥沢キャンプ場へ向かう下り坂から見た立山の景色も綺麗でしたねぇ!残雪の白と新緑の緑と青空が素敵でした!
雷鳥沢キャンプ場 → 剣御前小舎
室堂を出発してから約1時間10分、11時3分に雷鳥沢キャンプ場を通過しました!
称名川(しょうみょうがわ)にかかる橋を渡る。
雷鳥沢キャンプ場から剣御前小舎へ向かう道のりは超ハードな登りが続きました..
傾斜がきつく皆の足取りが重くなる中、時折かかるガスと雪渓からの冷たい風が強い日差しを遮ってくれました。
剣御前小舎 → 剱沢キャンプ場
室堂を出発から3時間半、剣御前小舎に到着した途端に土砂降りの雨。間一髪で雨宿りでき濡れずに済んで本当に運が良かったです。もし歩いているときに降ってきていたら皆スブ濡れでしたよ..剣御前小舎では40分ほど雨宿りをしました☔
剱沢キャンプ場
通り雨が止みレインウェアを着て再出発。目の前に広がる劔岳の絶景と雪渓、そして美しい稜線を見ながら進む道は最高でした。鳥のさえずりも心地よかった。地質学者、石井逸太郎氏のレリーフを横目に劔岳の迫力ある姿を眺めながら歩くこと約40分、16時53分に剣沢キャンプ場に到着しました。
剱沢キャンプ場
剣沢キャンプ場に到着後はテントを張ったあとに持参した角ハイボールで乾杯。疲労困憊でしばらくぼんやりと過ごしました。夕方になり気温が下がるとレインウェアを羽織って温かい餃子入り野菜ラーメンの夕食を準備。食後は明日の劔岳アタックに備えアタックザックの準備を済ませました。20時頃にはシュラフに入ると疲労困憊だったのですぐに眠りにつけました😴
2日目:剱沢アタック → 雷鳥沢キャンプ場
剣沢キャンプ場で早朝に起床し4時37分に劔岳へ向けて出発。快晴の中いくつもの雪渓を横断して剣山荘へ。美しいご来光とチングルマのお花畑に癒され、さらに稜線からは富山湾も望めました。カニのたてばいはスリル満点でしたが慎重に進み山頂へ。2年前のリベンジを果たし絶景を堪能しました。下山は長く感じましたが無事に剣沢キャンプ場へ戻りテントを撤収。疲労困憊の中、雷鳥沢キャンプ場へ向かいました。道中では雷鳥の親子やオスのつがいにも出会い最高の癒しに。到着後、温泉と人生最高の生ビールを味わい、山での一夜を締めくくりました。
剱沢キャンプ場 → 剣山荘
3時30分に起床するともうすでにヘッデンをつけて劔岳へアタックしている登山者が多数いました!朝食を食べた後、4時37分に劔岳へ向けて出発!この日も天気は良かった🌞
劔岳
剱沢キャンプ場を出発して約40分で剣山荘に到着!
剣山荘で5分ほど休憩した後、一服剱へ向けて出発しました!
剣山荘から約30分で一服剱に到着しました!まだまだ先は長いです..
鎖場がいくつもあるので慎重に進みました!
早月尾根には早月小屋が見えた!
剱沢キャンプ場を出発して約2時間で前剱に到着しました!前剱では小腹が空いてきたので小休止しながら行動食を食べました!
ついに「カニのたてばい」まで来たよ!鎖と鉄杭を使って慎重に登れば問題はなしでした!
剱沢キャンプ場を出発して約4時間で、ついに劔岳山頂に到着しました!いやぁ〜景色最高でしたね!山頂はそんなに混んでいなかったのでドアラとつば九郎でも記念撮影しました!😆
劔岳山頂では記念撮影したり、絶景を見ながら行動食を食べたりと20分ほどいました!
劔岳 → 剱沢キャンプ場
劔岳から剣沢キャンプ場へ下山!絶景を見ながらのくだりも最高ですよ!
「カニのよこばい」手前から渋滞してました!下を見ながら進むので高度感がありかなり緊張しました..
13の鎖場を通過し剣山荘までもう少し!
剱沢キャンプ場 → 雷鳥沢キャンプ場
劔岳を出発して約4時間で剱沢キャンプ場に戻ってきました。途中の剣山荘では記念バッチを購入し、また水も補給しました!
剣沢キャンプ場では本日のテン場である雷鳥沢キャンプ場へ向かうためテントを撤収しました。その後、お昼ごはんも食べました🍚
13時58分に雷鳥沢キャンプ場へ向けて出発!
剣御前小舎の手前にて人集りができていたので、もしや雷鳥かも思いながら進むとなんと雷鳥の親子に遭遇しました!
剣御前小舎から雷鳥沢キャンプ場へ向かう途中で今度は雷鳥のオスにも遭遇しました!
剣沢キャンプ場を出発して約3時間で雷鳥沢キャンプ場に到着しました!劔岳へのアタックと荷物が重すぎての剣沢キャンプ場から雷鳥沢キャンプ場への移動はかなりハードでバテバテでしたよ..
テントを張ってから、ロッジ立山連峰へ温泉で汗を流し生ビールで乾杯しましたが、人生で一番ビールがうまいと思った瞬間でした🍺🍺
雷鳥沢キャンプ場から見る立山三山も最高ですよ!
夕暮れの立山と雷鳥沢キャンプ場も最高!
夕食は塩ラーメンとビールなどなど!疲れていたけど楽しいひと時でした!
この日は九州からソロで来ていた女性の方と一緒に20時頃まで山談義して盛り上がりました🍺
解散後は疲れ切っていたので21時過ぎには就寝となりました😴
3日目:立山三山を縦走、絶景のフィナーレ
最終日は真砂岳から富士ノ折立、大汝山、雄山へと続く立山三山を縦走しました。3000m級でありながら優しいルートで室堂一帯の雄大な景色や広がるお花畑を楽しみながら歩くことができました。午前中に下山を終え大渋滞に巻き込まれることなく今回の山行を締めくくることができました。
雷鳥沢キャンプ場 → 真砂岳
3時30分に起床し朝食を食べた後にヘッドライトをつけて4時24分に真砂岳へ向かって出発しました!密かに雄山神社峰本社にて御朱印をもらうミッションを心の中で企んでいました!
この日も軽装でアタック!天気最高で絶景でしたが、俺も含めメンバーみんなは早朝ということもあり足取りは重かったなぁ..
雷鳥沢キャンプ場を出発して1時間50分で真砂岳に到着しました!記念撮影をし立山三山の富士ノ折立へ向かいました!
立山三山
真砂岳から約45分で富士ノ折立に到着しました!
富士ノ折立から13分で大汝山に到着!
大汝山から20分で雄山に到着!ちょうど頂上参拝のご祈祷中で全員で万歳三唱してましたね!(前回我々もやったよねぇ〜)
雄山神社峰本社にて御朱印をもらおうと思ったら宮司さんがヘリの荷下ろし対応のため書けないとのことで書き置きを頂きました!
雄山を出発し約2時間で雷鳥沢キャンプ場へ戻ってきました!
雷鳥沢キャンプ場でお昼(カレーメシ)を食べた後にテントを撤収し帰路の準備を行う!
帰路
帰路の準備が整い、雷鳥沢キャンプ場を11時48分に出発しました!
室堂へ向かう途中の登りはキツかったなぁ〜
この先のみくりが池からの登りもしんどかった…
雷鳥沢キャンプ場を出発して1時間15分で室堂に到着!室堂ではお土産を買ってからバスやロープウェイ、ケーブルカーを乗り継ぎ扇沢駅へ!15時30分に扇沢無料駐車場に到着し、その後、大町温泉郷 薬師の湯に行って汗を流しました。ここで1号車とは別々で帰ることとなり我々2号車の3人はIさんのおすすめで「みんなのテンホウ穂高店」にて夕食を食べゆっくり帰路につきました。
感想
劔岳と立山三山は私にとってそれぞれ2度目の挑戦でした。前回、早月尾根から登った際にはガスで何も見えなかった劔岳ですが、今回は念願のリベンジが叶い最高の景色を堪能できました。
初日の通り雨を除けば3日間を通して素晴らしい晴天に恵まれ、立山や北アルプスの壮大な景色を心ゆくまで満喫できました。劔岳の13の鎖場も晴天のもと緊張感を楽しみながらクリアできました。カニのたてばいはこれまでの経験のおかげかあまり難しさは感じませんでしたが、途中で太ももが少しつってしまいヒヤリとしました。幸い後続の方がいなかったため焦らずに休憩することができました。
山頂では前回の分まで想いを込めて記念撮影。下山は疲労がピークに達しいつも以上に長く感じました。剣沢キャンプ場から雷鳥沢キャンプ場への移動も足が棒になるほどヘトヘトに。そんな疲れを癒してくれたのがロッジ立山連峰での温泉とその後に飲んだ生ビールでした。人生で一番美味しいと感じるほどの忘れられない一杯でしたね
立山三山も最高の天気の中での縦走となり本当に幸せでした。何より雷鳥の親子やオスの姿を間近で見ることができて心が温かくなりました。
反省点はやはり荷物の重さ。久しぶりに体力に余裕がなくなり、もっと鍛えなければと痛感した山行でもありました。
劔岳・立山三山 山行情報
旅行探検日 | 2025年7月26日(土)〜28日(月) |
コース |
■ 1日目(7月26日) 室堂 → 雷鳥沢キャンプ場 → 劔御前小屋 → 剣沢キャンプ場 ■ 2日目(7月27日) ■ 3日目(7月28日) |
歩行時間 | 3日合計:25時間58分(休憩含) |
距離 | 22.2km |
累計標高差 | のぼり:2682m、くだり:2686m |
登山レベル | 上級:体力★★★ 技術★★★ |